2016年02月15日(月)
第6回腹部救急トレーニングコース(AbdEMeT)
内科学会の翌日に広島で内科学会専門医部会北陸支部企画の、腹部救急トレーニングコース(AbdEMeT)に参加してきました。ちょうど上級医がインストラクターとして参加するということもあり、私も便乗して参加させて頂きました。
まず、救急外来で腹部症状を示す患者さんがきた時に必要となる、基本的な問診や理学所見の取り方を学びました。学生時代にOSCEでやったことがあるので所見の取り方は多少自信があったのですが、実際にインストラクターの先生に対してMurphy兆候をとってみたらやり方が間違っているというよりは愛護的な手技でなかったらしく、健常なのに痛がられてしまい、反省しました。
次に腹部エコーを実際にあててFASTができるようにトレーニングしました。私は内科研修の6ヵ月間で腹部エコーを定期的にさせていただいていたこともあり、やりやすかったです。
最後は急性腹症の患者さんがきた救急外来を想定したシミュレーションを行いました。腹痛、吐血、嘔吐などの腹部症状をそれぞれもった患者さんが現れ、実際どのように問診し、所見をとり、検査をして診断するか、さらには専門科へのコンサルテーションまでトレーニングしました。前半で習ったばかりの理学所見をとり、トレーニングとはいえリアリティのあるシミュレーションでした。ぜひ今後の診療に活かしたいと思います。
初期研修医 松本千晶