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麻酔科

診療の概要

 麻酔科医は、単に「麻酔をかける医師」ではありません。周術期(手術前~手術中~手術後)の患者さんの安全を最優先に考えながら、そしてできるだけ患者さんが安楽になれるように配慮しながら、診療を行っています。まさに周術期患者さんを守る医師です。

 当院では、麻酔科は、主として全身麻酔症例に対応しています。
「全身麻酔」とは、単に眠っている状態とは全く異なります。強力な麻酔薬や鎮痛薬が必須であり、筋弛緩薬なども原則必要となり、人工呼吸を実施しなければなりません。決して100%安全と言い切れるものではありません。

 したがって、麻酔科医が単独で「麻酔をかけるだけ」という単純な意識ではなく、他の医師や看護師と力を合わせ、チームとして周術期患者さんをお守りするという意識で診療を行っています。

 さらに、全身麻酔症例の対応だけにとどまらず、患者さんが危機に陥った時など、各部署からの要請に基づき、診療に参加しています。

診療実績【令和5年度】

手術件数 1,103件(手術室実施症例)
全身麻酔件数 404件
麻酔科管理症例 402件

医師紹介

坂野 成宏(さかの しげひろ):麻酔科部長

  • 【出身大学】
    岡山大学 医学部
    【専門】
    麻酔
    【所属学会及び資格】
    日本専門医機構認定麻酔科専門医、日本麻酔科学会認定指導医
    【現在の科を選んだ理由】
     
    【座右の銘】
     
    【医師からのひとこと】
    手術と手術後のことを十分考えた説明と麻酔を実践しています。手術した翌日には「痛みもなく、よく眠れました」と多数の患者さんからお言葉をいただいています。