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呼吸器内科:気管支サーモプラスティ:Bronchial Thermoplasty(BT)とは

気管支サーモプラスティ:Bronchial Thermoplasty(以下BT)とは、喘息(ぜんそく)のおくすりをきちんと使用していても、喘息の症状が出てしまう18歳以上の患者さんに対し、症状を緩和させる新しい治療法です。喘息の症状は、特定の刺激に反応して、気管支の周りにある筋肉が強く収縮し、気管支が狭くなることで現れます。

BTは、内視鏡を使って専用のカテーテルで気管支を65度に温めて筋肉を薄くすることで、筋肉が収縮する力を弱めます。そうすると、刺激があっても気管支が狭くなりにくくなり、喘息症状が緩和されます。

BTは気管支全体を3回に分けて治療し、それぞれ短期間の入院で行います。治療と治療の間は、最低3週間以上あけます。

あなたがBTの対象となるかどうかは、喘息治療の専門医が判断します。主治医または喘息治療の専門医にご相談ください。

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                                     内科医長 池田 元洋