病院長挨拶
病院長就任のご挨拶 平成28年4月1日
中国中央病院のホームページをご覧頂き有り難うございます。
私は平成28年4月に新谷憲治前院長の後任として中国中央病院の病院長に就任いたしました上岡 博と申します。
宜しくお願い申し上げます。
中国中央病院は1961年7月に、当時教職員の間に蔓延していた結核患者の療養所として福山市西深津の地に誕生いたしました。その後結核患者の減少に伴って診療分野を広げていくことにより、広島県東部地域の皆様の医療を担う基幹病院へと発展してまいりました。2004年には現在の福山市御幸町に新病院を建設し、CT、MRI、核医学検査装置、放射線治療装置などの最新鋭の医療機器に加え、無菌病棟、外来化学療法室、人工透析室などを装備した総合病院として、患者さまに最先端の医療、看護を提供しております。
当院は2010年より広島県指定がん診療連携拠点病院になっており、肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮がんなどのいわゆる5大がんの診療は勿論のこと、白血病などの造血器腫瘍に対しては、当院が広島県東部地域では唯一の専門施設であり、造血幹細胞移植を含む最先端の診療を行っております。また、5大がんの診療においても、新規抗がん剤の開発治験、全国規模の臨床研究などに積極的に取り組み、がん医療の向上に貢献しております。
また、当院は病院機能評価認定病院(Ver. 6)であり、生活習慣病といわれる糖尿病、脂質異常症、高血圧症などに加えて、糖尿病性腎症などの腎臓疾患、内分泌疾患、CODPなどの呼吸器疾患、消化器疾患、循環器疾患などの専門医も多数配置して、あらゆる疾患に対応できる医療体制を整えております。産科・婦人科、小児科の診療体制も充実しており、生育(母子医療)、小児救急医療などに対しても地域の中核病院としての役割を担っております。さらに、セカンドオピニオンも積極的に推進しており、他の病院で診療を受けておられる患者さんが、当院の全ての診療科において、専門医の意見を聞くことが出来ます。
当院のもう一つの特徴は健診に力を注いでいることでして、健康管理センターにおいて、皆様のご希望に応じて2日ドック、1日ドック、脳ドックを行ない、健診終了後には生活習慣病予防のための特定保健指導を保健師により実施しております。
さらに、当院は医療人の育成を重要な使命の一つと考えており、特に研修医の卒後研修に力を注いでおります。当院は30以上の学会において研修施設としての認定を受けて、多数の専門医・指導医を配置しており、教育担当者が昼夜を問わず救急医療を含む様々な分野において熱心に教育することにより、明日の医療を担う優秀な人材を育成し、世の中に送り出しております。
以上が中国中央病院の診療体制ですが、当院は基本方針として、人にやさしい医療環境の提供、最良の医療と最高の疾患予防、人間性豊かな若手医療人の育成を掲げております。今後ともこの基本方針を守り、当院の理念である患者さま中心のやさしい医療を提供してまいりますので、宜しくお願い申し上げます。
病院長 上岡 博
病院長の経歴
病院長
上岡 博(うえおか ひろし)
- 岡山大学医学部卒業
- 岡山大学医学部附属第2内科 研修医
- 鳥取市立病院 内科
- 岡山労災病院 内科
- 癌研究会癌化学療法センター 臨床部
- 岡山大学医学部附属病院 第2内科
- 東洋工業株式会社東洋病院 内科
- 岡山大学医学部附属病院 第2内科 助手
- 米国ニューヨーク州立大学附属マイモニデスメディカルセンター
リサーチフェロー - 岡山大学医学部附属病院 第2内科 講師
- 岡山大学大学院 助教授(血液・腫瘍・呼吸器内科学)
- 独立行政法人国立病院機構 山陽病院 院長
- 独立行政法人国立病院機構 山口宇部医療センター 院長